【体験談】江東区の自宅を手放し、埼玉のご実家にお引越し
今回は、家を売るにも貸すにも東京の方が有利。だから、江東区にある自宅を売るか貸して、埼玉の実家に引っ越しした事例です。
Aさんは、子供が独立して、60歳を過ぎたころ、ご実家の母親が病に倒れたり、父の介護が必要になり、頻繁に埼玉のご実家に帰省することが多くなりました。
介護の甲斐もなく、数年後、母親と父親が相次いでお亡くなりになりました。
空き家になったご実家は、100㎡の敷地に、築40年の2階建ての家屋です。かつては手入れの行き届いた庭も、時の経過とともに、雑草が目立つようになっていったようです。
なんとなく気になりながら実家を放置していたが、Aさんのご主人が病で倒れ、長期入院し、65歳の手前でそろそろ仕事も潮時と考えておりました。
ご夫婦で今後について話し合い、会社勤めがなくなるのなら、埼玉の実家で田舎暮らしもいいかなと徐々に同意形成されていきました。
ご主人は元々、家庭菜園も好きで、トマトやオクラ、茄子などの野菜も作るのが趣味だったこともあり、逆に田舎暮らしに乗る気になり、トントン拍子に話が進みました。
Aさん宅に定期的にエアコンクリーニングに伺っていた私は、そのお話を聞き、不動産の活用についてご相談を受けました。
江東区のご自宅も最寄り駅から10分以内、築20年弱だったため、売ることも、貸すことも問題ありませんでした。
どちらで進めるか打合せを始めていた矢先に、Aさんの親類が住みたいということで、基本的に家具もそのままで、親類に貸すことになりました。
そのため、特に不動産仲介料をいただくことはありませんでしたが、一度全体的にキレイにしたいということでハウスクリーニングをさせていただきました。
今回のように、東京に住んでいる方であれば、ご実家の田舎に暮らすという選択肢もアリかなと思いました。
東京にあるご自宅であれば、売却してもいいし、賃貸に出すこともできるからです。
長い目でみれば、もし田舎暮らしに飽きた場合は、東京の自宅に戻るという選択肢もあるのは、精神的にいいかもしれませんね。

